works

共振する風景 / Resonant Scenery
2023|駒込倉庫(東京)/ Komagome SOKO  (Tokyo)
photo: Kei Miyajima
Sea storm
2023|W48.5×h33.5×d13.5cm
御影石/granite
past and just now
2023|W44.5 d35 h50cm
木、江持石、鉄/wood,andesite(emochi stone), iron
past and just now
2023|W44.5 d35 h50cm
木、江持石、鉄/wood,andesite(emochi stone), iron
動く山/Moving mountain
2023| w25×h10×d6 cm
砂岩/sandstone
地下の山(反射)/underground mountain (reflection)
2023|W38 d30h28cm
江持石(安山岩)、銅|Emochi-stone(andesite), copper
ところざわアートのみらい / Tokorozawa arts for our future
2023|所沢駅(埼玉)/ Tokorozawa station (Saitama)
photo:Hayato wakabayashi
さかなのような人(マーメイド) / person like fish(marmeid)
2023|深岩石、ステンレス、木 / Tuff,stainless,wood 
photo:Hayato wakabayashi
植物と花(その香り) / Plants or flowers (its scent)
2022| 御影石、鋼、磁石 / granite ,steel,magnet
みどりは草の色カマキリの色 / Green is the Color of Grass, the Color of Mantis
2022|cadan有楽町(東京)/ cadan yurakucho (Tokyo)
photo:Kei okano
みどりは草の色カマキリの色 a / Green is the Color of Grass, the Color of Mantis a
2022|深岩石、ステンレス / Tuff,stainless
みどりは草の色カマキリの色 b /Green is the Color of Grass, the Color of Mantis b
2022|深岩石、砂岩、ステンレス / Tuff,sandstone,stainless
みどりは草の色カマキリの色 c / Green is the Color of Grass, the Color of Mantis c
2022|深岩石 / Tuff
植物と花(木の周辺)/ Plants or flowers [Around the tree]
2022|深岩石/ Tuff
植物と花(ground cover)
2022|安山岩(江持石)/ Andesite
“In their shoes 2” (KAYOKOYUKI / Tokyo)
photo:Keizo kioku
Hey mama
2021|大理石、真鍮、ステンレス / marble,brass,stainless
植物と花(木の呼吸) / Plants or flowers [breath of a tree]
2021|御影石, 真鍮 / granite, brass
「Showcase Gallery 大野綾子」展
横浜市民ギャラリーあざみ野 / Yokohama Civic Art Gallery Azamino (Kanagawa)
photo:Ken kato
  朝の色 / Morning color
 2019|石灰石、御影石 / limestone,granite
  夜の訪れ / Beginning of the night
2019|御影石、木 / granite, wood
Swim and rest
2019|江持石 / emochi stone
Swim and rest
2019|江持石 / emochi stone
「タイムライン-時間に触れるいくつかの方法-」展 / “TIMELINE -Multiple measures to touch time”
京都大学総合博物館 / The Kyoto University Museum (Kyoto)
photo:Yuki moriya
水中のとき陸と私たち / When she was in the water, here with us
2019|鉄、木、紙、ポスターカラー、アクリル等 / iron,wood,paper,poster color,acrylic,etc
ねがう人、立てる / A person who wishing and creating
2017|砂岩 / sand stone
さかなのような人 / Person like fish
2018 / KAYOKOYUKI(Tokyo)
さかなのような人 / Person like fish
2018|大理石, 木, アルミ, 他 / marble, wood, aluminum, etc.
運動 / training
2018|御影石、トラバーチン / granite,trabertine
所沢ビエンナーレ[引込線]2017 / ”Tokorozawa Biennial of Contemporary Art –railroad siding 2017″ (Saitama)
旧所沢市立第 2 学校給食センター(埼玉)
photo:Hayato wakabayashi
ねがう人、立てる人
2017|砂岩、御影石、トラバーチン、木、鉄、ロープ、その他 / sandstone,granite,trabatine,wood,iron,etc
〈たてるひと〉

この石は、相当素敵なんじゃないか。
かたち、いろ、おおきさ、かんしょく。
絶対。決まる。確信。
さて川からどう運ぼうか。

来る日も来る日も石を運ぶ。立てる。
目標に向かって少しずつ、少しずつ。
母の為に子の為に。

〈ねがうひと〉

明日が晴れますように
食べ物が充分ありますように
川へ行くのに迷いませんように
いい形の石が見つけられますように
上手に(スムーズに)運べますように
ケガをしませんように

まんまるお月さんを長い時間みてられますように

〈ねがう人〉

母が天国でたのしく暮らせてますように
どうか作品になりますように
指をはさんだりしませんように
夫が笑っていられますように
良いかたちを見失ったりしませんように
変化の瞬間を見過ごしたりしませんように
家族が幸せに暮らしてますように
この先も石頭を振ることができますように

早く涼しい風をはこんできてください


〈立てる人〉

きついから願う。

立てるのはむずかしい。
倒すのはかなりこわい。

かたちというものは身体の進化とともにある、絶対。
手の届かない奥に素晴らしいと思えるかたちがあった。
胸に近ければ目は腐らないでしょう。
おまじない。
力をふるう!

あなたたち、運動できますか?


〈ねがう人、立てる人〉

あの方角のあそこにつくりなさい。
超広大にして。
みどりいろよ。苔とかじゃないのよ。
今のうち。寒くなる前に。
これは祭りなのよ。

さあ、
夜には火を絶やさず、死者を弔い、おどりくるえ。
ぜったい、素敵な衣装を着てくるのよ。

色々な人が私の中にある。


2017.8 大野綾子
さかなとして暮らす / live as fish
2017|御影石、木、顔料、金属パイプ / granite,wood,pigment,metal pipe
“Reborn-Art Festival 2017 -Do sculptors Dream of electric car (TOYOTA prius)
XYZ collective キュレーション”|GALVANIZE gallery(Miyagi)
さかなと旅 / fish and journey
2017|雄勝石、ガルバリウム波板 / Ogatsu stone,Galvalume plate
海をいただく/ take the sea
2017 / 大理石、石灰石
ひだりおくから、わたし、おと。/ From the left inside,me,sound.
2017|大理石、ガルバリウム波板、川石 / Marble,Galvalume plate,Riverstone
To right, from left.
2016|KAYOKOYUKI(Tokyo)
To right, from left.
2016|大理石, 砂岩, 川石, 木, 金属パイプ / marble, sandstone, river cobbles, wood,
おたのしみ / Exciting
2016|石灰石 / limestone
To here, from altitude.
2016|大理石, 御影石 / marble, granite
〈満ちる欠ける〉”Michiru-Kakeru”
hpgrp GALLERY TOKYO(Tokyo)
横からの水 / water from the side
2015|砂岩、川石 / sandstone, river stone
植物と花 [海岸付近] / plants or flowers [near the coast]
2015|大理石 / marble
植物と花 [地面] / plants or flowers [ground]
2015|大理石 / marble
中央の水 / central water
2015|江持石、木/ Emochi stone, wood
Rolling own
2015|石灰石 / limestone
Scoop
2015|御影石 / granite
〈Ayako Ohno & Louella Haquette -ふたつの自然 / Double nature〉
undo(Tokyo)
photo:Hayato Wakabayashi
〈直後〉
きちんと皆生きているのだろうか?そして私はどうなった?
3回目の深呼吸で今までが終わり、新しい空気を吸うのだと思っていた。
栄養がどのくらいあるのか、意識して口に入れる。
赤いイチゴは甘い果物というだけではないんだとはじめて知り、身体で感じた。

〈一ヶ月後〉
すべてが変わった。
ほうれん草は緑の野菜というだけだと実感する。それ以上なにもない。より明確に、納得することに時間などかけていられない。

ところで3回だか4回だか、忘れた。大きな大きなカーテンは現実という外界から何もかんがえるなと優しく守ってくれていた。
夫は約束を守った。直後からずっと。
美しい線をひけることになにも変わりは無かった。おそれず早くやればよかった。

〈二ヶ月後〉
何も変わってなどいない。
あるものが無くなっただけ。
何もかもがこの手の中では変わりなくあると安堵し、そこから新しい日常が始まっている。

2015.3月 大野綾子
Street tree in tokyo
2015|大理石 / marble
Just before
2015|大理石 / marble
New world through the window
2015|江持石, 木 / Emochi-stone, wood
Good meal bad bowl
2015|江持石 / Emochi-stone
唇はむらさきで決まり / purple lips
2014|大理石 / marble
持つ彫刻 / Carry sculpture
2015|大理石 / marble
The best of a meal
2014|トラバーチン/ travertine
コンクリートジャングル / concrete jungle
2015|御影石 / granite
Salad
2015|砂岩/ sandstone
カムバック! / come back!
2014|大理石, 木 / marble, wood
〈さかなとして浸かる〉/ “Sakanatoshite Tsukaru”
板室温泉大黒屋(栃木) / (Itamuro Onsen Daikokuya / Tochigi)
photo:Hayato wakabayashi
[さかなとして浸かる]

昨日さかなになりました。
呼吸の仕方やご飯の食べ方、夜の眠り方が変わりました。
見える景色が変わりました。
私は魚だから、人をヒトとして認識します。
 疲れた時にはお湯に浸かって水に戻ります。
コリを解消するにはきりもみが効くそうです。
 
例えば、こうやって思い込んで作りあげたら
進化することがあると思う。

2013.10 大野 綾子
ギーク・シック・リズム / geek , chic, rhythm
2013|大理石 / marble
植物と花 [花1] / plants or flowers [flower 1]
2012|御影石, 木 / granite, wood
植物と花[花2]|plants or flowers [flower 2]
2012|御影石 / granite
進化した栗の木 / Evolving chestnut tree
2013|砂岩 / sandstone
ほたるでひかり / firefly and light
2013|大理石 / marble
横泳ぎの女 / She wants to swim
2013|砂岩 / sand stone
植物と花 [草] / plants or flowers [grass]
2012|砂岩 / sand stone
進化する風景 / Evolving landscape
2013|御影石 / granite
進化する風景 / Evolving landscape
2013|御影石 / granite
進化する声 / Evolving voice
2013|御影石, 大理石, granite, marble
〈チャンネルライト -言葉なお耳にあり〉 / “Channel light -It is in lamguage,in addition an ear”
ゲルオルタナ(東京) / (gellaltana / Tokyo)
photo:Hayato wakabayashi
言葉なお耳にあり

普通の生活。
何よりも大切で、何よりも難しい。
慣れや飽きは一人になってしまうほどの恐怖だから、いつもと違う事を行動する。すると、いつもがなぜいつもなのかわかる。
そうなったら恐怖ではなく温かいような身体からでる生緩いような、確実に温度のあるものに進化する。
それは何にも変え難いもの。

2013.6.15
おどろう、きのう、たき/ Waterfall
2013|大理石 / marble
沢山のごちそう / lots of a great meal
2013|御影石 / granite
いらっしゃい / Welcome
2013|御影石 / granite
ODEKO
2013|砂岩,大理石 / sandstone,marble
OBAKE
2013|大理石 / marble
トび、起った犬 / The dog which flew and stood
2013|大理石 / marble
トび、起った犬

石でリズムをとる。もしそれができたなら、あの犬のように高く高く跳んで居場所などなくなってしまうかもしれない。
絶対、そういう浮遊感。
ふっ飛び、きちんと着地する。

2013.6
〈 的のその先 〉 / “Tekinosonosaki”
2013|アキバタマビ21 (東京) / Akibatamabi21 (Tokyo)
photo:Hako hosokawa
コーディネイト

いいかげんだから、その理由ってほんとにそうなの?
ときかれれば、ほんとに確かなものであると答える日もあるし、簡単に嘘だよーん、とも言える日もある。
それに手を動かすこと(ほんの勇気と実践)でしかわからない事もあるようだ。毎日がめまぐるしく、すぐに忘れてしまう。
だからいつの日か決めたあの感覚を忘れないようにとどめよう。ハズし過ぎて彼女だけが反応した出来事を。

2013.1
コーディネイト(ぴたっとした)/ coordination [tight]
2013|砂岩 / sandstone
コーディネイト(あたたかい)/ coordination [warm]
2013|御影石 / granite
〈SLASH/08 -醒めない蜜の味をちょうだい 企画:KAYOKOYUKI〉
“SLASH/08 -Gimme something sweet that is everlasting, curated by KAYOKOYUKI”
2012|waitingroom(東京) / (waitingroom / Tokyo)
photo:Keizo kioku
植物と花

比べる。
彼の変化より街路樹の変化のほうが詳しいの。
家の立派な木々もじっくり大切にみつめなきゃ、花と同じ結末になっちゃうよ。
葉は魚になれるけど、花は肉にはなれない。

比べて比べて比べたら、決まる事もある。

2012.11
〈P.I.C.K.U.P〉
2012|秋山画廊(東京) / AKIYAMA GALLERY (Tokyo)
photo:Hayato wakabayashi
[あちら|こちら]

決めるということを決断し、
決められないということに覚悟をしましょうよ。
わざと動いて測る。
私からあちらへ向かい、
そしてこちらへ来させる。
〈角で端を見る 企画:竹下都+表参道画廊〉
“Look my edge using his edge” curated by Miyako
2012|表参道画廊(東京) / (Takeshita+Omotesando Gallery / Tokyo)
photo:Hayato wakabayashi
角で端を見る a / Look my edge using his edge a
2012|伊達冠石 / DateKan Stone
角で端を見る b / Look my edge using his edge b
2012|伊達冠石 / DateKan Stone
角で端を見る c / Look my edge using his edge c
2012|伊達冠石 / DateKan Stone
[角で端を見る]


左、左、右、左、左、右、そして右。

今日も聞き流しながら、二つの川を越えて254。
声と共に遠くの道の気配だけを電話の向こうから聞き、
こちら側を聞き流す事さえ容易ではない。
最後の角を曲がれば今日もグレーの世界へようこそ。

でも選択は毎日変える。
夜になって暗くなって何も見えなくなったら、遠くの最後の角に集中する。
ただし今度は一番端から聴き込んで。


2012.7.8月
角で端を見る d / Look my edge using his edge d
2012|大理石 / marble
〈Art Session TSUKUBA2011〉平沢官衙遺跡 (茨城) / (Tsukuba-city / Ibaraki)
地下の山 / underground mountain
2011|御影石 / granite
photo:Sadamu saito
compression
2011|御影石 / granite
石に沈んだ時間を起ち上げる。 
足下が山みたいに起ち上がる世界観。 
それは地下の山。

2011.7
“on”
2010| (AKIYAMA GALLERY / Tokyo)
photo:Hayato wakabayashi
If you cant sure to look, 

You can do nothing but observe it by use your body.
When I looked for my memory and my rule,
I stood up on the temporary earth before I knew it.
A sculptor must be look at truth on this world.
Because we doesnt have nothing either.

I begin to carve my sculpture,I will see the chance before I become skeptic for all.  
When a certain door is opend and it breaks in,
The sculpture becomes a memory of the district.

I have to stand up that memory using on my bare foot and my hand.
A form will be a flat memory,
It becomes a deeply in my hand now.

How does this sculpture become if after this?
Sooner or later simply lightly,
or I will have courage and it will carefully contact on that.
Because it is possible to become this stone even by me.

2010.apr. Ayako OHNO
on (a)
2010|砂岩 / sandstone
on (b)
2010|砂岩 / sandstone
[ o n ]    


目で見えないなら身体を使い観察するしかない
いつのまにか記憶と規則性を求める自らの地上に立ち上がっていた

彫刻家は真実を現実に見ることのできる目を持たなければ何の意味もない
全てに懐疑的になる前にきっかけを見ようと 彫りだしていく


ある扉を開け押し入る時 その彫刻は異なる領域の記憶となる
記憶のそれにはだしで起ち 手のひらで接触しなければならない
かたちは決して平坦な記憶ではなくなり
今ではこの手の中の奥行きとなる

この石はこの後境界を越えてどう動きだすのか
どのみち さらりとシンプルに
もしくは勇気を持ってじっくりと接触することになる

私だってこの石になりうるのだから                                     

2010.4
on (c)
2010|砂岩 / sandstone